値上げが進んで消費者の買い控えが強まった
日本チェーンストア協会(東京・港)が23日発表した2月の全国スーパー売上高(新設店舗を含まない既存店ベース)は、前年同月比2%減と8カ月ぶりのマイナスだった。食品などの相次ぐ値上げで買い控え傾向が強くなり、売り上げの7割以上を占める食料品が1.7%減と5カ月ぶりに減収となった。
同協会によると「電気代などほかのコストも上がったため、買い上げ点数が伸び悩みはじめた。潮目が変わった」と話す。単価が高いステーキ肉などが苦戦した。
衣料品は6・4%増、日用雑貨品などの住関品は5・8%増と好調だった。大学の卒業式などが開催しやすくなり、スーツなどフォーマルな衣料品の売れ行きがよかった。住居関連用品は、修学旅行などの需要回復で旅行用品のキャリーケースの売れ行きがよかった。
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