希望退職に切り替えコスト削減につなげる
三陽商会は21日、正社員を対象に約150人の希望退職者を募集すると発表した。募集期間は2月15日から3月5日まで。同社は2020年12月下旬に人数を定めず早期退職者を募集すると発表していたが、新型コロナウイルスの感染拡大で業績が悪化。希望退職に切り替えコスト削減につなげる。
同社は13年以降に3度で約770人の希望退職を実施しており、今回で4度目になる。
対象者は販売職も含む正社員が対象で、退職日は3月31日。年齢制限などは今後詰める。退職者には所定の退職金に加え特別退職金を支給するほか、希望者に再就職の支援も行う。関連費用は21年2月期に特別損失として計上する。
同社は1月29日までを募集期間として早期退職者を募っていたが、この応募者は今回の希望退職に移行する。
三陽商会は21年2月期まで5期連続の最終赤字となる見通しで、業績の立て直しを進めている。ただ、足元では新型コロナウイルスの「第3波」が深刻化し、首都圏や関西などで販売環境が悪化。20年3~11月期の連結最終損益は12億円の赤字だった。
資源・エネルギー素材機械・エレクトロニクス輸送機器食品 |
生活医療医薬・バイオ建設・不動産商社・卸売小売外食・飲食サービス |
金融物流・運輸情報・通信・広告サービス |
日経チャンネルマーケッツでは、マーケット・経済専門チャンネル日経CNBCの番組をライブ配信。配信中の番組から注目のトピックスをお届けします。