【ロンドン=佐竹実】創業240年の英老舗百貨店のデベナムズが、2021年に破産する見通しとなった。19年に経営破綻してスポンサーを探していたが難航し、新型コロナウイルスの感染拡大が追い打ちをかけた。約120店舗を閉じ、1万2千人の従業員が職を失うことになる。
地元紙によると、スポーツ用品大手のJDスポーツがスポンサー候補だったが断念した。デベナムズの取引先で、アパレルの「トップショップ」などを展開するアルカディア・グループが経営破綻したことも響いた。
ネット通販の広がりやファストファッションの台頭などで苦戦していたところに、新型コロナによるロックダウン(都市封鎖)が追い打ちをかけた。デベナムズは都市封鎖が解除される2日朝から、クリアランスセールを行う。年明けから順次店舗を閉鎖し、21年3月末までに全店舗を閉じるという。
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