SEAMが手掛ける低アルコール飲料はギフト需要で販売数を伸ばしている
低アルコール飲料を手掛けるSEAM(シーム、東京・渋谷)は2023年度中に、商品数を30品と足元の2倍に増やす。開発した商品を都心部の百貨店などで期間限定販売して、認知度を高める。23年度に売上高7億円を目指す。同社は事業拡大に向けて第三者割当増資で6200万円を調達した。
第三者割当増資はひょうご神戸スタートアップファンドや広島ベンチャーキャピタル、iFund、Full Commit Partnersなどが引き受けた。調達した資金は、新商品の開発・製造費や営業人材の採用などに充てる。
シームは17年に創業した低アルコール飲料スタートアップだ。21年9月からD2C(ダイレクト・ツー・コンシューマー)ブランドとしてアルコール度数3%を中心としたクラフトカクテル「koyoi」を発売した。これまでギフト需要などで約2500人が購入したほか、飲食店や高級ホテルなど15社に卸している。
石根友理恵最高経営責任者(CEO)は「レストランなどで低アルコール飲料を提供したいニーズは高まっている」と話す。シームは今後、23年に小売店での販売や自社店舗を展開して国内でブランド認知度を高め、購入者数4万人を目指す。
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