米ロサンゼルス港に入港する貨物船=ロイター
【ワシントン=長沼亜紀】米労働省が14日発表した2021年12月の輸入物価指数は前月比0.2%低下した。燃料価格の下落で4カ月ぶりのマイナスとなった。0.2%程度の上昇を見込んだダウ・ジョーンズまとめの市場予測に反して低下した。
原油と天然ガスの値下がりで燃料価格が6.5%下がった。ただし、非燃料価格は3カ月連続でプラス0.5%となり、強い上昇が続いた。消費財が0.5%上昇し、18年2月以来3年10カ月ぶりの大きな伸びとなったほか、産業資材が1.7%、食品・飼料・飲料品も0.5%それぞれ値上がりした。
前年同月比では、輸入物価指数は10.4%上昇した。前月(11.7%)からやや鈍化したが、依然強い伸びが続いた。燃料価格が62.7%上昇した。
一方、輸出価格は前月比1.8%低下し、20年4月以来のマイナスとなった。農産物は0.8%上昇したが、非農産物が2.1%低下した。
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