23日竣工したカゴメの本社ビル。社名の由来である「籠の目」をイメージした
カゴメが建て替えを進めていた名古屋市中区錦の本社ビルが23日、竣工した。地上11階建てで、社名の由来でもあるトマトを収穫する際の「籠の目」をイメージした外観に仕上げた。以前の本社ビルは1962年の竣工で老朽化が進んでいた。新たに仮想現実(VR)を活用してカゴメの工場や農場を見学できる設備も整えた。
取引先への商品紹介や食品スーパーなどと共同で開く食育教室に使うキッチンを1階に入れ、VR設備も取り入れた。カゴメは全国の支社などの15拠点にこうしたキッチンを備えており、23年3月までに各地でもVR設備を導入する。
カゴメは1899年に愛知県東海市で創業し、1949年に名古屋市に本社を移した。現在も登記上は同市に本社を置くが、本社機能の大半は東京都中央区に移している。
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