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セブンや三井物産、低品質ペットボトルを再利用
【イブニングスクープ】

環境エネ・素材
小売り・外食
2020/10/28 18:00 (2020/10/29 5:25更新)
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セブン&アイHDはペットボトルの飲料販売から再処理まで関与する一貫体制を構築する

セブン&アイHDはペットボトルの飲料販売から再処理まで関与する一貫体制を構築する

セブン&アイ・ホールディングス三井物産は水処理世界大手の仏ヴェオリアと共同でペットボトルの再生利用事業に乗り出す。難しかった不純物の混じった低品質ボトルも再生できる。使用済みペットボトルの東南アジアや中国への輸出が難しくなる中、国内で回収から再利用までの大規模な一貫体制を構築する。

3社は合弁会社を設立してヴェオリア日本法人が51%、三井物産が39%、セブン&アイが10%をそれぞれ出資する。工場は西日本に置き、2022年に稼働させる。総投資額は70億~80億円程度。計画する生産能力は年2.5万トンと国内で販売されるペットボトルの3~4%に相当する。

セブンは小売業者として初めて直接ペットボトル再利用事業を手掛ける。三井物産は原料を追加調達するほか、飲料メーカーへの再生ボトル販売を支援する。ヴェオリアは飲み残しやラベル付きの状態から再生する技術をもつ。ペットボトル再生には高い透明度や清潔度が必要とされたが、輸出されていた低品質品を加工できれば再利用の加速につながる。

越境汚染に関する「バーゼル条約」改正で、汚れた廃プラの輸出は21年から相手国の同意が必要になる。国内で再利用増が求められるが、現状ではペットボトルの再利用比率は10%にとどまる。

再生ペットボトル需要は30年に18年比7倍の48万トンに増えるとの試算もあるが、国内では再生事業者の製造能力不足が指摘されていた。

将来的には他社にも参加を呼びかけペットボトル再利用の基盤に育成したい考えだ。

海洋プラスチックごみの環境汚染で各国が輸入規制を強化し、世界的にESG(環境・社会・企業統治)の圧力が強まる。セブン&アイはペットボトルの自社回収網を広げており、再処理まで関与する一貫体制を築く必要があると判断した。

飲料メーカーではサントリーホールディングスがペットボトル再生利用で先行している。サントリーはリサイクル技術を持つ協栄産業(栃木県小山市)と共同でペットボトル再利用を進めている。セブン&アイと三井物が組むヴェオリアは世界10拠点でボトル再利用の工場を持つ。ヴェオリアのノウハウや資本力を活用して、国内のペットボトル再利用の質量で業界全体をリードしたい考えだ。

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