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17分でコーヒー配達 中国物流大手が競う

36Kr
スタートアップGlobe
アジアBiz
コラム(テクノロジー)
2019/11/21 2:00
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10月24日、中国の物流最大手「順豊エクスプレス(SF Express)」が中国の各都市で展開している、同一市内最短30分という即時配送事業「順豊同城急送」を「順豊同城」として独立させたと発表した。

順豊エクスプレスグループの首席戦略官兼順豊同城取締役である陳飛氏によると、順豊同城の過去3年間のCAGR(年平均成長率)は100%を超えており、順豊同城急送は同グループに属する全ての事業において最も成長率が高い事業となった。独立後もグループの中核事業であるという。「順豊控股」の2019年上半期決算によれば、順豊同城は売上高成長率が129.13%に達している。

SFエクスプレスの配達員(図虫提供)

SFエクスプレスの配達員(図虫提供)

順豊エクスプレスグループが2016年6月に「順豊同城」サービスを開始し、即時配送、住所なしで送れるSNS宅配便サービス、市内当日急送などのサービスを次々と打ち出した。

2019年3月に行われた順豊控股の2018年度業績発表会で、王衛董事長は2019年、ITと物流と小売を融合した「ニューリテール(新零售)」に対応する市内即時配送事業を強化すると同時に、順豊同城を子会社化することで、戦略的パートナーや投資家を招き入れていくと語っている。

通常の宅配サービスだけでなく、順豊同城はユニクロと提携し、ユニクロのアプリで購入した商品を1時間以内に市内各所に配達するというサービスも展開している。また、上海や北京では24時間配送サービスを始めたほか、広州、深圳、杭州、成都等、200あまりの都市への展開を進めている。

ラッキンコーヒーは傘下の茶飲料ブランドでも、即時配送の導入を視野に入れる(図虫提供)

ラッキンコーヒーは傘下の茶飲料ブランドでも、即時配送の導入を視野に入れる(図虫提供)

コーヒーチェーンとの提携も行われており、2017年12月、順豊同城は「luckin coffee(瑞幸咖●(くちへんに非))」の北京銀河SOHO店を拠点とする新たな配達サービスを始めた。2019年第2四半期において、平均配達時間は16分43秒を記録した。luckin coffeeの楊飛CMOは、今後は傘下の茶飲料ブランド「小鹿茶(luckin Tea)」でも順豊同城のサービスを導入したいと明かした。

急速に都市化が進みライフスタイルが変化するにつれ、消費者の企業に対する要求水準が上昇している。その結果、1分1秒を争う配達サービスが誕生した。中国物流・調達連合会(CFLP)の崔忠付副会長兼秘書長は、あらゆる消費シーンで消費者一人ひとりに合わせた配達サービスを実現するには、新興企業の参入が必要になると語っている。

現在、30万人あまりの配達員を擁する順豊同城は、ユニクロやluckin coffeeのほかにマクドナルドやピザハット、ドリンクスタンド「喜茶(HEYTEA)」、スーパーマーケット「永輝(Yonghui)」等、10万もの法人顧客と2000万もの個人顧客にサービスを提供し特に宅配や各種代行サービスといった個人客向けの分野に注力している。

「36Kr ジャパン」のサイトはこちら(https://36kr.jp/)

中国語原文はこちら(https://36kr.com/p/5259148)

 日本経済新聞社は、中国をはじめアジアの新興企業の情報に強みをもつスタートアップ情報サイト「36Kr」を運営する36Krホールディングスに出資しています。同社の発行するスタートアップやテクノロジーに関する日本語の記事を、日経電子版に週2回掲載します。
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