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れんがの建物、歴史も味わう サッポロビール博物館(札幌市)
おもてなし 魅せどころ

日経MJ
2020/10/26付
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NIKKEI MJ

札幌市には国内唯一のビール博物館「サッポロビール博物館」がある。明治時代に建てられたビール工場で、札幌の開拓の歴史と120年にわたるビールの産業史を学べる。開拓時代の味を再現した館内限定ビールの試飲もでき、趣のあるれんが造りの建物と共に北海道のビールの魅力を老若男女に広く伝える。

「サッポロビール博物館」は北海道遺産にも登録されたれんが造りの建物で、四季折々の景色を楽しめる

「サッポロビール博物館」は北海道遺産にも登録されたれんが造りの建物で、四季折々の景色を楽しめる

ビール製造の工場見学施設は全国各地に多くあるが「博物館」と称するのはここ1カ所のみ。館内にはビール製造の歴史を説明するパネルや、実際に工場で使用していたビール仕込み釜などを設置している。歴代のビール瓶や、過去の広告のポスターなどもあり、現在に至るまでのサッポロビールの歴史に触れられる。ビール製造に必要な「ホップ」も実物を展示するなど、歴史だけでなく実際のビール原料の香りも体験できる。

「若者のビール離れ」が指摘されるなか、館内には意外にも若者の来場者が目立つ。「ビールが好きで、札幌観光として訪れた。赤れんがの建物がいい雰囲気」(30代男性)。2019年の来場者数は約49万人で、そのうち6割以上は訪日外国人が占めていた。新型コロナの感染拡大以前はピーク時で1日2000人が来ていたという。副館長の久保喜章氏は「ビールを通して北海道と札幌の歴史を楽しんでもらいたい」と話す。

入場料は無料。「ブランドコミュニケーター」と呼ばれる専門のガイドがつく500円のプレミアムツアーに参加すれば、シアタールームでの映像による説明のほか、ツアー限定の開拓時代のビールを再現したビール「復刻札幌製麦酒」を飲むことができる。

博物館は札幌駅からバスで10分ほどの距離にあり、市内の観光ついでに訪れることができる。

博物館のもう一つの魅力は四季折々の表情を見せる建物にある。赤れんがの建物は1890年に製糖工場として建設、1905年から札幌麦酒会社の製麦工場として使われるようになった。北海道の気候がヨーロッパと似ていることから、ドイツビール製造に適しているとして、1965年までビール製造工場として使用された。

開拓時代の面影残す建物として「北海道遺産」として登録されている。れんが造りの重厚な建物で、訪れる季節ごとに違った景観を楽しめる。博物館の周辺には、同時期に建築された工場群があり、博物館と同じく旧工場を活用した「サッポロビール園」ではビールとジンギスカンを楽しめる。

コロナ禍でプレミアムツアーは今月再開されたばかりで、入館制限などの対策は続いている。あまり人けのない、れんが造りの建物ににぎわいが戻るのはもう少し先のようだ。

(札幌支社 久貝翔子)

[日経MJ 観光・インバウンド面 2020年10月26日付]

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