香川大学とでんぷん加工大手の松谷化学工業(兵庫県伊丹市)は22日、希少糖の事業推進に向け包括的連携契約を締結した。同社は香川県内の工場で希少糖を製造している。松谷晴世社長は「香川で生まれた宝である希少糖の研究に、少しでも貢献していきたい」と話した。
連携契約では希少糖に関わる新規事業に向けた方針策定や研究力向上、人材育成に関する事項などを設け、連携して推進していくとした。香川大の筧善行学長は「地方の持続可能性を維持するためには、地域の富と夢が必要だ。その観点から希少糖は貴重な研究対象であり、地域活性化の核となるものだ」と期待を述べた。
希少糖はゼロカロリーながら甘みをもつ「夢の砂糖」で、香川大の何森健名誉教授が果糖を希少糖に変換させる酵素を発見した。松谷化学は希少糖を使用したシロップ「レアシュガースウィート」を製造している。
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