愛媛県などに造船所を持つ新来島どっく(愛媛県今治市)が23日発表した2022年3月期の連結決算は、営業損益が1億6200万円の黒字(前の期は8億3600万円の赤字)だった。資材価格高騰の影響は受けたものの、円安が進んだことなどから2期ぶりに黒字転換した。
売上高は前の期比1%増の886億円だった。完工隻数は25隻で21年3月期よりも10隻少なかったが、船価の高いケミカル船や自動車運搬船の建造比率が高まったことが収益を下支えした。
23年3月期は足元の受注が堅調だとし、「スムーズな建造を進めていく」(同社)としている。今後は環境負荷の少ない液化天然ガス(LNG)燃料船などの技術開発に力を入れる。
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