アシックスの広田社長㊧とカシオの樫尾社長はオンラインで記者会見を開いた(27日)
アシックスとカシオ計算機は27日、ウエアラブル機器でランニングを分析し、改善点を助言するサービスを3月4日に始めると発表した。カシオの開発したウエアラブル機器や腕時計「Gショック」でデータを収集。アシックスのノウハウも生かし、スマートフォンのアプリを通じて助言する。新サービスを手掛ける共同出資会社の設立も検討する。
ウエアラブル機器は加速度センサーなどを内蔵。腰につけて走ると、骨盤の傾きや着地の衝撃といったデータを収集し、改善点をアニメーションも交えて助言する。サービスの利用は無料だが、ウエアラブル機器(1万4080円)の購入が必要。10月にはウオーキングにもサービスを広げる。新会社への出資比率や設立時期はこれから詰める。
アシックスの広田康人社長は27日のオンライン記者会見で「カシオはセンサーの技術に優れる。健康市場への展望も一致した」と説明した。カシオの樫尾和宏社長は「海外にも事業を広げ、ランニングやウオーキングのビジネスで世界ナンバーワンを目指したい」と語った。
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