パナソニックは26日、除菌脱臭機「ジアイーノ」の生産台数を2021年度に足元の2倍に引き上げる計画を明らかにした。新型コロナウイルス感染拡大に伴う室内環境への意識が世界的に高まっており、米国や東南アジアでの販売も始める。25年度には足元の5倍にあたる500億円規模の売上高をめざす。
同日、傘下のパナソニックエコシステムズ(愛知県春日井市)の小笠原卓社長が事業説明会で明らかにした。米国市場での需要に対応するため、換気扇などの生産を手がけるメキシコの工場で新たにジアイーノの生産を始めるという。
ジアイーノは現在、パナソニックの子会社「広東松下環境系統」が中国・広東省に新工場を建設中。パナソニックエコシステムズの春日井工場(同)でもラインを増設し生産能力を前期比3倍に引き上げている。米国向けの生産を加え、21年度には生産が倍増する。
ジアイーノは内部で次亜塩素酸を作り、取り込んだ空気を除菌・脱臭する装置。コロナ禍での需要が急拡大したため、今春に一旦受注を停止していた。
資源・エネルギー素材機械・エレクトロニクス輸送機器食品 |
生活医療医薬・バイオ建設・不動産商社・卸売小売外食・飲食サービス |
金融物流・運輸情報・通信・広告サービス |
日経チャンネルマーケッツでは、マーケット・経済専門チャンネル日経CNBCの番組をライブ配信。配信中の番組から注目のトピックスをお届けします。