東京地下鉄(東京メトロ)は25日、三菱電機と共同で電車内の空気中のウイルスや菌、花粉を抑制する空気循環ファンの稼働実験を26日に始めると発表した。病院やホテルなどで使用されている機種と同等のファンが電車の振動に耐えられるかどうかなどを確かめる。新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることから対策を強化する。
銀座線の車両1両を使い実験する。三菱電機の独自の放電技術を活用した「ヘルスエアー機能」を搭載するファンを各ドア付近に計6台設置する。電気が発生しているユニット内を空気が通ることで、空気中のウイルスや菌が抑制される仕組みだ。
実験は2021年2月下旬まで実施し、効果を検証してその後の運用を決める。東京メトロは電車内の新型コロナの感染予防対策として、窓開けによる換気や抗ウイルス・抗菌機能のコーティング剤の噴霧を実施している。今後、空気循環ファンを搭載する車両でも窓開けは続けるという。
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