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ソニー、米アニメ配信会社買収へ協議 AT&Tと交渉権
【イブニングスクープ】

ネット・IT
エレクトロニクス
北米
2020/10/30 18:00 (2020/10/31 5:07更新)
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ソニーは米アニメ配信大手クランチロールの買収で、同社が世界で抱える7千万人の顧客を取り込む

ソニーは米アニメ配信大手クランチロールの買収で、同社が世界で抱える7千万人の顧客を取り込む

ソニーは世界で7千万人の顧客を抱える米アニメ配信大手のクランチロールを買収する方向で同社の親会社と最終交渉に入った。買収金額は1000億円を超える可能性がある。ソニーはアニメ「鬼滅の刃」などの人気コンテンツを持つが、配信基盤は弱い。買収が実現すれば米ネットフリックスなど動画配信を巡るグローバル競争が激しくなる。

クランチロールは2006年の創業で米サンフランシスコに本社がある。18年に親会社となった米通信大手のAT&Tが売却の意向を示しており、このほどソニーが独占的に交渉する権利を得た。

ソニーは傘下に「鬼滅の刃」を制作したアニプレックス(東京・千代田)を持つ。映画や音楽事業もあり有力コンテンツは多いが、配信は主にネットフリックスなど海外大手に頼ってきた。

クランチロールは無料会員7000万人のほか300万人の有料会員を米国や欧州など200以上の国と地域に抱えている。ソニーは17年にアニメ配信の米ファニメーション・プロダクションズを子会社化し、現在米国に100万人の会員を持つ。今回の買収で自前の配信網をグローバルに広げる。クランチロールが持つ1000超の作品群を取り込みコンテンツの拡充も狙う。

ソニーはゲームと音楽、映画の営業利益の合計が21年3月期に5000億円と連結全体(全社・セグメント間消去前)の6割に達する見通し。クランチロールが抱える固定ファンとのつながりを生かし、既存のエンターテインメント事業を強化する。

コロナによる巣ごもり需要で動画配信サービスが世界で堅調な中、アニメなどの優良なコンテンツの獲得競争は激しさを増している。ネットフリックスはスタジオジブリ作品の配信権を獲得し、日本などを除く約190カ国で「となりのトトロ」などの作品を配信する。米ウォルト・ディズニーも有力コンテンツを武器に19年11月に動画配信事業に参入した。

アニメは動画配信でも人気のコンテンツだ。ネットフリックスでは「この1年間で世界で1億世帯以上がアニメを見ており、視聴者は年々5割ずつ伸びている」としている。アニメ作品は100以上の国や地域の作品視聴ランキングでトップ10入りしている。

一般社団法人の日本動画協会(東京・文京)によると、18年のアニメ市場は約2.2兆円と5年前の1.5倍に拡大した。けん引役の海外市場は全体の半分近くを占めている。

ソニーは稼ぎ頭だった画像センサー事業が逆風に直面している。米商務省が9月15日に中国華為技術(ファーウェイ)向けの半導体製品の供給を実質的に禁止する規制を発動し、ソニーは同社向けの画像センサーの出荷を止めた。画像センサー事業の21年3月期の営業利益は前期比66%減の810億円に落ち込む見通し。アニメなどエンタメ事業のグループにおける重要性が高まっている。

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