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パナソニック、電動自転車に商機 共働き増加で

2019/10/19 12:00
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ベビー用品大手のコンビと共同開発した

ベビー用品大手のコンビと共同開発した

パナソニックが幼児を乗せられる電動アシスト自転車で攻勢をかける。幼児席に日よけを標準装備するなど、快適性を高めた新商品を12月に発売する。日本の自転車市場は人口減少にあわせて縮小傾向にある半面、幼児席付き電動アシスト自転車は売れている。子供を保育施設などに通わせる共働き世帯が増えているためだ。園児の送迎ニーズなどの獲得を目指す。

パナソニックの自転車事業子会社、パナソニックサイクルテック(大阪府柏原市)は12月4日、後輪部分に幼児席を付けた電動アシスト自転車「ギュット・クルームR」を発売する。2018年に業務提携したベビー用品大手のコンビ(東京・台東)と共同開発した。

コンビの意見を取り入れ、直射日光から守る日よけを幼児席に標準装備した。幼児を乗降させやすい設計にしたほか、頭部付近にはコンビの衝撃吸収材を採用したクッションを付けた。希望小売価格は税別14万2800円から。20年度に3万台の販売を目指す。

日本の自転車市場は縮小傾向にあるものの、こぐ力をサポートする電動アシスト自転車の人気は高まっており、年間8%ほどのペースで成長しているという。特に幼児席付きの伸びは大きく、パナソニックサイクルテックの出荷台数は年率で約17%増えている。

背景にあるのが共働き世帯の増加だ。子供を保育施設などに預ける保護者が、自宅からの送迎に体力の消耗を抑える電動アシスト自転車を使っている。コンビの担当者は「子育てに利便性を求める人が増えている」と説明する。

10月に幼児教育・保育の無償化が始まったことで、保育サービスの需要がさらに高まるとの見方が出ている。電動アシスト自転車の市場拡大を後押しする可能性もある。パナソニックサイクルテックは新商品の発売などを通じ、幼児席付き自転車分野での同社のシェアを20年度に60%と、現在よりも約10ポイント高めることを目指す。

生産工程も増強・改善する。電動アシスト自転車などをつくる柏原工場(柏原市)に約15億円を投じて生産能力を3割高める。生産ラインの効率化にも取り組む。安価な労働力を求めて海外に生産拠点を移す自転車メーカーが多いなか、大西一正専務は「メード・イン・ジャパンの高い品質に自信を持っている」と強調する。

(大阪経済部 黒田弁慶)

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