筑波大学発スタートアップで装着型ロボット開発のサイバーダインは、脊髄損傷者専門ジム最大手のジェイ・ワークアウト(東京・江東)と提携した。サイバーダインの医療用装着型ロボット技術とジェイ・ワークアウトの熟練トレーナーのノウハウを活用。オンラインによる自宅での機能回復訓練サービスなどを提供する。
腰に装着し、機能回復訓練に生かす単関節タイプのロボット「HAL」を使う。スクワットなどの運動を通じて脳神経系を活性化し、機能向上を促すのに役立つ。
腰装着型HALで機能回復訓練に励む
一方、ジェイ・ワークアウトは、交通事故などで脊髄が損傷し、運動や知覚に障害が出る脊髄損傷者向け専門のリハビリテーションサービスを手がけている。
両社の強みを生かし、腰に装着するHALを使い、自宅でジェイ・ワークアウトの専門トレーナーの指導をオンラインで受けながら、機能回復効果を高めるサービスを始める。
ジェイ・ワークアウトの会員向けには、同社のジムでの通常の機能回復トレーニングに加え、オプションでHALを使ったプログラムを利用できるようにする。
交通事故や転倒転落事故、スポーツなどで脊髄を損傷する人は年間5千人程度。10万人以上が車いす生活や寝たきり生活などを送っているという。新サービスで立ったり、歩いたりする機能回復を支援。健康長寿社会実現を目指す。
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