トヨタ自動車がトヨタ紡織の保有株式を一部売却したことが20日、分かった。保有比率を4.3ポイント引き下げて35.06%にした。トヨタ紡織の依頼を受けて市場外で売却した。トヨタ紡織は株式の流動性の向上を目的として売却を依頼したという。同日、東海財務局に提出した変更報告書で明らかになった。
一方、エンジン部品を手掛けるTPRの保有比率も1ポイント引き下げて3.63%にした。政策保有株の見直しなどを進めており、出資比率にかかわらず、取引関係を継続できると判断した。
政策保有株を巡っては最近では計器類を手掛けるジェコー株を売り、出資比率を15%強からゼロにした。日本製鉄や切削工具大手のOSG、日本ピストンリングの株も一部売却した。トヨタは「株を保有しているかどうかにかかわらず取引先との信頼関係は継続する」と説明している。
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