7~12月期の鉄鉱石生産は前年同期比5%増だった
【シドニー=松本史】豪英資源大手BHPグループは20日、2020年7~12月期のオーストラリアでの鉄鉱石生産量が前年同期比5%増の1億4460万㌧だったと発表した。一方で石炭は天候不順などの影響を受け製鉄用の原料炭、火力発電に使う一般炭ともに生産量が減少した。
鉄鉱石は豪西部ピルバラ地区にある鉄鉱石鉱山「ジンブルバー」で生産量が過去最高となった。運搬設備の生産性が向上したことも増産につながった。
石炭は、原料炭が前年同期比5%減の1920万㌧(持ち分ベース)、一般炭が同30%減の820万㌧(同)だった。BHPは原料炭については豪東部での降雨が、一般炭については南米コロンビアの炭鉱であったストライキが影響したと説明した。
豪中関係の悪化を受け中国は豪産石炭の輸入を制限しているが、BHPは原料炭について「中国の石炭輸入制限による将来的な影響を注視していく」と述べるにとどめた。
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