日本アルミニウム協会(東京・中央)は27日、10月のアルミニウム圧延品(板・押し出し類の合計)の出荷量が前年同月比1.5%減の16万1761トンだったと発表した。15カ月連続のマイナス。自動車向けはプラスに転じた。
板類は1.8%増の9万6526トンと15カ月ぶりにプラスに転じた。このうち出荷量の2割を占める自動車向けは前年同月比6%増の1万7416トンだった。国内の自動車生産の回復を受け、7カ月ぶりのプラスとなった。輸出も21カ月ぶりに前年同月を上回った。
板類のうち、電子通信装置向けは35.9%増の2241トン。テレワークの普及などを追い風としたIT(情報技術)関連機器の需要が堅調で、大幅な増加となった。
押し出し品は5.9%減の6万5235トンと13カ月連続のマイナスだった。ただし、減少幅は5月の28.1%を底に縮小してきている。自動車向けの押し出し品は板類と同様に、自動車生産の回復を受け、12カ月ぶりにプラスに転じた。
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