日銀横浜支店は25日、11月の神奈川県内の金融経済概況を発表した。景気判断は「新型コロナウイルス感染症による下押しの影響が残るものの、持ち直している」と3カ月連続で引き上げた。
実体経済の7項目のうち、輸出と生産の判断を上方修正した。輸出は中国向けの自動車や自動車部品、非鉄金属、原動機などが増加している。生産は素材関連や輸送機械などが持ち直しているという。
個人消費は「持ち直しつつある」との表現を維持したが、年末年始の消費について西崎健司支店長は同日の記者会見で「控える傾向が強くなるのではないか」との見方を示した。
県内経済の今後の見通しについては「新規感染者の増加で不確実性が極めて高く、依然大きな下振れリスクにさらされている」と述べた。
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