金属加工のデザインパーツ(静岡県富士市)はこのほど、部品に伝わる振動を従来品から最大約86%抑制できるボルトを開発した。輸送機械向けに使えば、騒音や乗り心地の改善につながる。船舶への採用が決まったほか、今後自動車関連からの引き合いを見込む。
開発したのは「振動抑制ボルト」。ボルトに穴を貫通させて、自社で開発した特殊な充填剤を注入した。重さは従来の無加工のボルトの6割に抑えつつ、振動は平均50%、最大で14%まで抑えられる。
近年、自動車や二輪車は性能向上のため部品の軽量化が進んだことで振動が発生するようになり、騒音や乗車時の揺れの原因となっていた。
デザインパーツの19年10月期の売上高は2億2000万円。初年度は月間1000万円の売り上げを目標とする。
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