ジェイテクトは12日、2020年春の労使交渉で妥結した賞与について、冬分の支給額を月例賃金の0.1カ月分程度減額すると発表した。新型コロナウイルスによる売上高の減少などで、21年3月期連結決算は最終赤字を見込む。業績見通しを踏まえて、9日に労使が合意した。同社によると、冬賞与を再協議して減額したのは06年の会社設立以来初めて。
ジェイテクトは春季労使交渉で年間賞与を4.9カ月分で合意し、今夏に2.5カ月分を支給した。冬分は2.4カ月分を予定していたが、10月下旬に会社側が業績低迷を理由に再協議を申し入れ、このほど0.1カ月分減額で合意した。
ジェイテクトは20年3月期も最終赤字だったため、20年3月期の役員賞与をゼロとしていた。
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