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神戸製鋼、高炉操業にAI導入 炉内の温度を予測

2020/9/17 15:37
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AIシステムを導入した神戸製鋼の加古川製鉄所

AIシステムを導入した神戸製鋼の加古川製鉄所

神戸製鋼所は17日、加古川製鉄所(兵庫県加古川市)の「第2高炉」の操業に人工知能(AI)を導入したと発表した。炉内の温度をAIで予測する仕組みを構築して、安定操業につなげる。神鋼は効率的な操業でコスト競争力を強化する考えだ。

8月からAIシステムの運用を始めた。高炉は製鉄工程における基幹設備。鉄鉱石や石炭から作るコークスなどの原料を炉に投入し、熱風をふき込むことで「銑鉄」と呼ばれる溶けた鉄を作る。

安定した操業を維持するには、炉内の温度と通気性を一定に保つ必要がある。ただ、原料の性質や状態なども変わるため、従来は熟練技術者の経験に頼り調整をしていた。神鋼は、炉内で生じる反応熱の数値などから、5時間先の溶けた鉄の温度を高精度で予測できるシステムを開発。予測結果に基づき、高炉を運用することで、安定して操業でき、設備異常の防止につながるとみる。

製銑開発部長の宮田健士朗氏は同日のオンライン会見で、「2020年度中に、さらにもう1基の高炉にもシステムを導入したい」と話した。神鋼は18年10月にAI推進プロジェクト部を発足させるなど準備を進めてきた。競合でも、JFEスチールが国内製鉄所のすべての高炉で、AIを導入する方針を打ち出している。

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