豊田合成は20日、米国で自動車の外装部品の生産能力を増強すると発表した。2021年度末までに米国3工場に合計約65億円(6030万ドル)を投じる。トヨタ自動車を中心とした日系メーカーからの受注の増加に対応する。重点市場と位置づける北米では今後も生産能力の増強や開発体制の強化を進める方針だ。
投資はテキサス州とミズーリ州、ケンタッキー州にある米生産子会社の既存3工場が対象となる。工場建屋を拡張するほか、成型機や塗装設備を増設する。
主に増産するのは「ラジエーターグリル」と呼ばれる自動車前部の樹脂製の外装部品だ。豊田合成はメッキ加工や成型技術に強みを持っており、受注が拡大している。
25年度までに北米での内外装部品の売上高を18年度と比べて約1.3倍の約870億円に引き上げる計画だ。
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