紫外線照射による殺菌装置を開発・販売するエアロシールド(大分市)は27日、同装置を用いた実験で新型コロナウイルスの不活化を確認したと発表した。奈良県立医科大学との共同研究。培養した試験ウイルスを塗ったシャーレに装置から紫外線を照射し、一定の条件下でウイルスが99.95%死滅することを確認した。
大分市の佐藤市長㊨に試験結果を説明するエアロシールドの木原社長(27日、大分市役所)
同社の木原寿彦社長が27日、大分市役所を訪れて佐藤樹一郎市長に試験結果を報告した。木原社長は「月産2000台と安定供給体制が整った。空気環境対策をインフラにし、どこにいても安心できる状況をつくりたい」と話した。佐藤市長は「飲食店などの安全対策にも重要なツールになる」と期待した。
大分市役所の市長室に設置したエアロシールドの紫外線照射による殺菌装置(27日)
同装置は大分市が市長室や議会棟などに採用している。東京ドームやJR西日本の主要な指令所、大分空港ビルなどへの導入実績もある。エアロシールドは2006年設立で、20年10月にエネフォレストから社名変更した。
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