西部ガスは1日、提携する露ガス大手ノバテクと共同で中国に液化天然ガス(LNG)を11月末に小口で輸出したと発表した。事業化へ向けた実証の位置付けで、ひびきLNG基地(北九州市)で約36トン分のLNGを充填したコンテナを上海市に海上輸送した。ノバテクとは2019年にLNGをアジア圏などで共同販売することで合意している。
西部ガスのひびきLNG基地(北九州市)
実際に両社が共同でガスを輸出するのは今回が初めて。今回はノバテク側が専用コンテナの手配や中国の買い手確保、西部ガスはコンテナへのLNG充填を担った。
ノバテクはアジア圏でコンテナを使った小口輸出の経験が少なく、今回の実証で確認し、中国のガス会社にLNGを引き渡した。西部ガスはノバテクと合弁販社の設立へ協議を進めている。西部ガスは1月に単独で台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業傘下の上海の物流会社にLNGをコンテナ輸出した実績がある。
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