東京電力ホールディングス傘下の東京電力ベンチャーズは1日、ドローンによる風力発電所の点検を効率化するソフトウエアの販売契約を米スカイスペックスと結んだと発表した。今後は全国の発電事業者に対し、東電ベンチャーズが代理店としてソフトを販売していく。
スカイスペックスは風力発電所の管理事業を手掛けている。同社が開発したソフト「ホライゾン」ではドローンが撮影した発電機の画像を解析し、損傷箇所などを判別できる。従来の風力発電の点検は人の目視などで実施しており、熟練した作業員でないと損傷を見落とす危険性などがあった。
東電ベンチャーズは昨秋に国内の風力発電所の点検で同ソフトを活用し、目視と比べ点検時間を4分の1程度に抑えることに成功した。世界的な「脱炭素」で風力発電の需要が高まるなか、発電機の保守・点検の手間を省きたい事業者などに広く販売することを目指す。
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