経済産業省は27日、インフラの保守や点検で優れた取り組みを表彰する「インフラメンテナンス大賞」に、送配電事業を手掛ける東北電力ネットワーク(仙台市)の送電鉄塔の劣化診断システムを選出した。同システムは2019年11月に運用を始め、点検作業の効率化につながっている。
「インフラメンテナンス大賞」は国土交通省や経産省など7省がそれぞれ受賞者を選んでいる。東北電力ネットワークのシステムは、電力やガス設備を対象とし、今回新設された「経済産業大臣賞」を受賞した。
同システムは、電力業界で初となる人工知能(AI)を使った鉄塔の劣化診断だ。スマホやドローンで撮影した鉄塔の画像をAIが確認し、腐食度合いを判定する。システムの導入で判定の個人差が解消されたほか、補修工事の計画策定も6分の1ほどの時間でできるようになった。
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