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北陸電力、敦賀火力2号機の運転を11月末に再開へ

2019/10/16 19:42
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停止中の敦賀火力2号機(福井県敦賀市)

停止中の敦賀火力2号機(福井県敦賀市)

北陸電力は16日、トラブルで停止している管内最大の石炭火力発電設備2基の再稼働時期を発表した。7月から止まっている七尾大田火力発電所2号機(石川県七尾市)は17日から、9月から停止している敦賀火力発電所2号機(福井県敦賀市)は11月末に運転再開する。影響額は算定中としているが、業績への影響は必至だ。

同社は7月、七尾大田2号機停止に伴って2020年3月期連結決算では経常利益が60億円押し下げられるとの見通しを公表していた。復旧作業が順調に進んだことから、当初は11月上旬としてきた再稼働時期は前倒しされたものの、敦賀2号機の停止は決算見通しには織り込んでいない。石炭より割高な石油を燃料とする発電設備の稼働増加などにより、押し下げ額は依然として数十億円単位にのぼりそうだ。

同社の調査によると、七尾大田2号機は、金属疲労などでタービン翼に亀裂が発生して破損。高速回転するタービン軸のバランスが崩れ、軸受け振動が上昇して停止した。同型のタービン翼を強度の高い新型に入れ替え、17日から運転再開する。

敦賀2号機はボイラー内で局所的に高温な場所が発生したため複数のボイラー管が破断し、変形したことで停止に至った。現在は予防的に交換するものも含め、87本のボイラー管の取り換え作業を進めている。運転再開後は、当面は出力を抑えての稼働になる。

七尾大田2号機は18年秋にタービン周りの火災で停止し、今年2月に再稼働したばかり。敦賀2号機も18年11月11日に蒸気漏洩を確認し、補修・交換の後、同23日に再稼働。今年7月の定期検査中にボイラー管の損傷を確認し、部品の取り換えを行ったばかりだった。

同社は敦賀2号機について、22年の定期検査時に87本以外のボイラー管についても周辺にあるものはすべて取り換えるとしている。ただ同一メーカーのボイラーを使う敦賀1号機については、ボイラー内の温度が2号機よりも低く、同社は「同様の事態は発生しない」(同社)と説明。特別な対策はとらないとしている。

同社に限らず、電力各社の火力発電所は定期検査時に損傷箇所を直しながら動かしている。損傷が見つかること自体は火力発電設備の常と言えるが、これだけ大型火力が長期間停止に追い込まれるトラブルが続くのは異例だ。再発防止には一段と踏み込んだ対策が求められる。

(伊地知将史)

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