メニューを閉じる
2023年5月29日(月)
9432 : 通信サービス
プライム
日経平均採用 JPX日経400採用

【通信事業最大手】持ち株会社。傘下に東西地域会社やドコモなど。

現在値(9:05):
4,084
前日比:
+6(+0.15%)

NTTと東京電機大、無線通信エリア推定に必須となる電波伝搬シミュレーションを高速度で可能とする技術を開発

2022/12/5 13:57
保存
共有
印刷
その他

発表日:2022年12月05日

世界最高速度な無線通信エリア推定技術の開発に成功

〜IOWN時代の高品質でナチュラルな無線通信サービス創出に寄与〜

日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:島田 明、以下「NTT」)と東京電機大学(本部:東京都足立区、学長:射場本 忠彦、以下、「電機大」)は、無線通信エリア推定に必須となる電波伝搬シミュレーションを世界最高速度で可能とする技術を開発しました。

6G/IOWN時代における高品質な無線環境の実現に向けて、無線通信エリア推定技術の一層の高度化が求められています。通常、無線通信エリア推定は無線通信方式のパラメータおよび動作を考慮した電波伝搬シミュレーションにより実施されています。本技術により、従来技術の100万分の1以上に計算時間が削減できるため、環境変化に対する無線通信エリアの変化を瞬時に推定できることとなります。これにより、6G/IOWN時代における無線の安定的な構築・運用の実現、さらにはそれを前提とした新たなサービス創出への寄与が期待されます。

本技術の詳細は2022年12月4日からブラジル・リオデジャネイロで開催されるIEEE(米国電気電子学会)の無線分野の難関国際会議として知られるGLOBECOM2022(Global Communications Conference)に採録されており、2022年12月5日に発表を予定しています。

1.背景

無線システムの品質を確保するためには、電波の送信機から発信された無線信号が空間を伝わってある一定以上のレベルで電波の受信機で受信されることが必要です。電波の送信機と受信機が直接見通せるような状況では電波のレベルは高く受信可能ですが、電波の送信機と受信機が直接見通せないような状況では、反射や回折により電波の受信レベルは低下してしまいます。このような場所においても無線システムの品質を確保するためには、電波伝搬に基づいた無線通信エリアの設計や制御を行うことが重要となります。さらに、送信機から受信機までの空間に存在する複数の経路を経由して受信される電波を雑音レベルまで把握することにより、無線システムの性能を限界まで引き出すことが可能となります。

近年、無線システムに要求されるユースケースは、周囲の構造物の配置が時々刻々と変化するなかで無線システムを搭載したセンサーやロボットなどが動き回る産業用ユースケースなど、複雑な環境へ拡大しています。このような複雑な環境においても様々なデバイスが接続された無線システムそれぞれが安定した通信品質を維持するためには、状況の変化に即応できる高精度な電波伝搬シミュレーションが必要です。

電波伝搬シミュレーション手法として世界中で広く使われているレイトレース法(※1)は、電子的にモデル化された建物や什器などの構造物に対して電波の反射や回折現象を考慮して、場所固有の受信レベルの推定につながる伝搬損失を高精度に計算する手法です。レイトレース法のアルゴリズムは、送受信アンテナ間の反射点や回折点を含む電波が飛ぶ経路となる伝搬路探索が基本となります。そして、伝搬する距離による電波の減衰のほか、経路上で発生する反射や回折などによって発生する付加損失が考慮されます。無線信号が複数の伝搬路を通り受信機へと到来するマルチパス環境では、ひとつひとつの伝搬路に対してこれら伝搬路探索と反射や回折などの作用について計算を行う必要があります。

*以下は添付リリースを参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

添付リリース

https://release.nikkei.co.jp/attach/645359/01_202212051355.pdf

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ日経会社情報デジタルトップ

ニュース(最新)  ※ニュースには当該企業と関連のない記事が含まれている場合があります。

769件中 1 - 25件

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6...
  • 次へ
【ご注意】
・株価および株価指標データはQUICK提供です。
・各項目の定義についてはこちらからご覧ください。

便利ツール

銘柄フォルダ

保有している株式、投資信託、現預金を5フォルダに分けて登録しておくことで、効率よく資産管理ができます。

スマートチャートプラス

個別銘柄のニュースや適時開示を株価チャートと併せて閲覧できます。ボリンジャーバンドなどテクニカル指標も充実。

日経平均採用銘柄一覧

日経平均株価、JPX日経インデックス400などの指数に採用されている銘柄の株価を業種ごとに一覧で確認できます。

スケジュール

上場企業の決算発表日程や株主総会の日程を事前に確認することができます。

株主優待検索

企業名や証券コード以外にも優待の種類やキーワードで検索できます。よく見られている優待情報も確認できます。

銘柄比較ツール

気になる銘柄を並べて株価の推移や株価指標(予想PER、PBR、予想配当利回りなど)を一覧で比較できます。

  • QUICK Money World