【製薬大手】自社開発の主力2品が業績けん引。海外収益化で先行。
<訂正>1月26日5時に公開した記事で、「国島医院(川崎市)」とあったのは「川崎市内の医療機関」、「国島友之院長」は「聖マリアンナ医科大学の国島広之教授」の誤りでした。(2023/1/27 17:04)
塩野義製薬は世界で3番目となる新型コロナウイルスの飲み薬「ゾコーバ」を実用化した。欧米のメガファーマ(巨大製薬会社)に比べると、塩野義の売上高は10分の1以下でしかないが、スイス・ロシュなどが断念する中で小兵の勝ち筋を示した。年間売上高が1000億円を超す大型薬「ブロックバスター」になると見込むゾコーバを強みに、感染症領域への専心でグローバル競争に勝ち抜けるか。
「韓国での承認申請が近い」「中国…
この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。