【元売り大手】昭和シェルと経営統合。有機EL材料などにも強み
出光興産は豪州でのアンモニア生産を検討する
石油元売り大手の出光興産は30日、2020年後半にもオーストラリアでアンモニアを年50万トン生産し、日本や韓国の石炭火力発電向けなど向けに輸出する検討を始めたと発表した。アンモニアは燃やしても二酸化炭素(CO2)を出さないため、石炭火力発電所で混ぜて燃やせば脱炭素につながると期待されている。
豪エネルギー企業「エナジーエステート」や「CSエナジー」と協業し、北東部クイーンズランド州で太陽光発電や風力発電を使ってCO2を排出せずにアンモニアを生産する考えだ。出光興産が手掛ける範囲は今後交渉で詰める。同社が豪州でアンモニア生産を計画するのは2件目。
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