【自動車用最大手】英ピルキントン社買収。新興市場進出を強化。
日本板硝子が2006年に行った英ピルキントン買収の後遺症に苦しんでいる。23年3月期にも同社関連の減損損失を計上し、最終赤字は買収後9期にのぼる。借り入れに頼った買収で膨らんだ金利負担や優先株の配当に伴う資金流出で、前向きな研究開発投資に振り向けられる資金が乏しいが、市場からはようやくうみは出し切ったとの声も聞こえる。呪縛は解け、反転攻勢に踏み切れるか。
板硝子は11月10日、23年3月期の連結…
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