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30日の東京株式市場で日経平均株価はわずかながら3日ぶりに反発した。大引けは前日比83銭(0.00%)高の2万6094円50銭だった。年内の最終営業日となる大納会で上昇したのは7年ぶり。前日の米株式相場の大幅な上昇を引き継いで高く始まり、上げ幅は一時200円を超えた。もっとも、その後は年末年始の休場を控えて見送りムードが強まった。散発的な手じまい売りに押され、下げに転じる場面もあった。
米長期金利の低下を好感し、前日の米株式相場はハイテク株を中心に上昇した。東京市場でも相対的にPER(株価収益率)の高いグロース(成長)株に買いが先行したが、円高傾向や日本時間30日の米株価指数先物の軟調な推移が重荷となり、買いは続かなかった。
東京株式市場はあすから4日間の休場に入る。市場では「積極的な金融引き締めや景気減速への懸念から、足元の米国株式相場は不安定。年末年始の休場中に保有株を持ち越すにはリスクがある」(国内証券)との声があった。
東証株価指数(TOPIX)は3日続落した。終値は前日比3.56ポイント(0.19%)安の1891.71だった。
東証プライムの売買代金は概算で2兆1399億円。売買高は8億8180万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は895、値下がりは843、変わらずは100銘柄だった。
前日に今期業績予想を上方修正したアダストリアが大幅高。川崎汽やファストリ、Jフロントが上げた。エムスリーやマツダも買いが優勢だった。一方、東エレクは朝高後下げた。日揮HDや味の素、リクルートが売られた。明治HDやシャープ、任天堂が安かった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕