【製造業首位】海外展開加速。環境技術も優位。資金量9兆円規模。
トヨタの11月販売は前年実績を上回った(北米国際自動車ショー、9月)
【ニューヨーク=堀田隆文】トヨタ自動車など日本車4社が1日発表した11月の米新車販売は約32万6000台で、前年同月比で12%増となった。前年実績を上回るのは3カ月連続。車の生産に必要な半導体の調達不足が全体としては和らいでおり、販売台数も不足が深刻だった前年を上回っている。
半導体の調達状況は改善しているが、まだ十分に足りているわけではない。このため、メーカーによって生産回復に差が生まれている。
トヨタ自動車の11月販売は約16万9000台で前年同月比10%増となった。SUBARU(スバル)も52%増、マツダも31%増だった。一方、ホンダは6%減の約7万9000台だった。ホンダのみ前年実績を下回るのは前月の10月も同様で、2カ月連続となった。
新車需要については「消費者のニーズは強い。フル生産できていないことも背景だが、つくれば売れる状況が続いている」(日本車メーカー幹部)。インフレや高金利下でもなお堅調との声が多い。
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