【製造業首位】海外展開加速。環境技術も優位。資金量9兆円規模。
22日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日比170円95銭(0.61%)高の2万8115円74銭で終えた。11日以来の高値。外国為替市場で円相場が1ドル=141円台後半まで円安・ドル高になり、企業収益が改善するとの期待からトヨタなど輸出関連を中心に幅広い銘柄が買われた。日経平均の上げ幅は一時200円を超えた。
ただ相場の上値は限られた。23日は東京市場が勤労感謝の日で休場となる。日本時間24日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(1~2日開催分)の公表を控えており、22日午後は様子見ムードも漂った。
東証株価指数(TOPIX)は4日続伸し、22.18ポイント(1.12%)高の1994.75と、8月17日以来およそ3カ月ぶりの高値を付けた。大型株が買いを集め、TOPIXコア30が1.3%高となった。
株価指数先物に短期取引の買いが入り、現物株買いに波及した面もあった。相場の流れに乗る商品投資顧問(CTA)や経済情勢などを考慮するグローバルマクロ戦略型のヘッジファンドが先物に買いを入れたとの指摘があった。一方、「国内外の中長期志向の機関投資家が大きく持ち高を傾ける動きは限られた」(国内証券トレーダー)との声が出ていた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆9231億円。売買高は12億428万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1467と、全体の約8割を占めた。値下がりは325、変わらずは44銘柄だった。
三菱自やSUBARUなど自動車株が上昇した。丸紅やエーザイも高い。半面、コナミGが売りに押され、エムスリーやアドテストが下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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