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11日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前引けは前日比754円65銭(2.75%)高の2万8200円75銭だった。取引時間中に節目の2万8000円を上回るのは9月14日以来。前日の米株式相場が大幅に上昇した流れを引き継いで、グロース(成長)株を中心に幅広い銘柄に買いが入った。
前日の米市場では10月の消費者物価指数(CPI)の伸びが市場予想を下回ったのを受け、主要株価指数がそろって急騰した。米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが鈍って景気悪化懸念が後退するとの見方から、東京市場でも朝方から買いが先行して日経平均の上げ幅は一時900円に迫った。
11日に算出を迎えた株価指数オプションとミニ日経平均先物11月物の特別清算指数(SQ)値はQUICK試算で2万8225円86銭だった。前引け時点はこの水準をわずかに下回ったが、市場では「日経平均の終値がSQ値を上回れば先行きも強い相場が続く公算が大きく、目先のポイントになる」(インベストラストの福永博之代表取締役)との見方があった。
東証株価指数(TOPIX)は反発した。午前終値は前日比36.86ポイント(1.90%)高の1973.52だった。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆7742億円、売買高は9億5138万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1222と、全体の6割を超えた。値下がりは549銘柄、変わらずは63銘柄だった。
東エレクやアドテストが大幅高。エムスリーやリクルートへの買いも目立った。安川電やキーエンスも上昇した。半面、ニコンやテルモが下げた。高島屋や三越伊勢丹も安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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