日本の中央銀行。上場しているが、株式の取引量は少ない
3日午後の東京外国為替市場で、円相場は1ドル=128円半ばで膠着している。14時時点では128円54~55銭と前日17時時点と比べて11銭の円高・ドル安だった。米インフレが鈍化して米連邦準備理事会(FRB)の利上げ停止時期が早まるとの観測が強まっている。日本時間3日の取引で米長期金利が低下しており、日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが優勢となっている。もっとも、FRBが重視する経済指標の1つである1月の米雇用統計の発表前の週末とあって、積極的な売買を手控える市場参加者も多いようだ。
日銀の黒田東彦総裁は3日の衆院予算委員会で、今後の国内の賃金動向について「かなり上昇するとみている」と述べたが、外為市場での反応は限られた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕