【製薬大手】自社開発の主力2品が業績けん引。海外収益化で先行。
1月7日の早朝、米食品医薬品局(FDA)がアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」を迅速承認したとの連絡を受けとった。ベッドの上で知らせを聞くうち、「普段はなかなか出ない涙が一滴でた」。
創業家出身の3代目トップとして、30年余りにわたり経営の最前線に立ち続ける。社内の評は「誰よりもハードワーカー」。やむを得ないと判断すれば、休日に指示が飛ぶことも少なくない。
認知症薬の研究開発を本格的に進めたのは…
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