【製薬大手】自社開発の主力2品が業績けん引。海外収益化で先行。
武田薬品工業の資本効率改善が道半ばだ。武田は13年ぶりに自社株買いを再開した理由として割安な株価と資本効率の改善を挙げる。ただ、将来の稼ぎ頭と目する新薬の開発が中断するなど中期的な収益見通しは不透明だ。開発にまつわるリスクに備えるには、筋肉質な経営体質への転換を急ぐ必要がある。
武田は10月初旬、睡眠障害向け治療薬候補「TAK-994」について、患者の健康を害する懸念が生じたとして第2段階の臨床…
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