【総合電機首位】技術力に定評。事業入れ替えで構造改革推進。
三菱重工業が新たな会計上の火種を抱えている。6日に、2020年3月期は税引き前損益が100億円の赤字になる見通しだと発表した。開発中のジェット旅客機「スペースジェット(旧MRJ)」の減損損失を含めた費用が膨らむためで、赤字転落は20年ぶり。一方、最終損益をみると税金の前払い分を資産計上する「繰り延べ税金資産」を積み増す影響で1000億円の黒字を見込む。ただ、この資産は収益力が低下すれば取り崩す必…
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