【総合化学首位】エチレン生産最大。医薬も柱。電材、炭素も強い。
信越化学工業が28日15時に2019年4~12月期連結決算を発表する。幅広い産業に欠かせない化学業界は景況感悪化の影響を受けやすく大手でも2ケタ減益が目立つが、信越化の営業利益は前年同期に近い水準を確保したとの見方が多い。相対的に堅調なのは半導体関連など高シェア製品の数の力だけではない。67年間続ける老舗事業などで高い技術力を武器に安定した利益を創出できる構造を持つからだ。
「1日中うるおいが続く」、「細部まで鮮明に」――。店頭などでこんなフレーズがおどるコンタクトレンズには信越化の技術力が詰まったある素材…
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