メニューを閉じる
2020年12月3日(木)
7220 : 自動車部品
東証1部(優先)

【ホンダ系自動車部品】海外に工場を積極展開。8割がホンダ向け。

現在値(15:00):
1,647
前日比:
+78(+4.97%)

検証・CASE対応力、勝ち残る自動車部品メーカーは
証券部 山田航平

2019/10/4 2:00
保存
共有
印刷
その他

「100年に1度の変革期」と言われる自動車業界で、最も変化を迫られているのが自動車部品メーカーだ。「CASE(つながる車、自動運転、シェアリング、電動化)」と呼ばれる新技術・サービスが普及すれば従来型の部品は不要になり、会社そのものが淘汰されかねない。勝ち残るのはどこか。自動車部品メーカーのCASE対応力を検証する。

「アイシンがつぶれることはないなどと思われては困る。今はそれくらいの厳しい時期にあたっている」。アイシン精機の伊勢清貴社長は強調する。米ボストン・コンサルティング・グループによれば、世界の乗用車販売台数に占める電気自動車(EV)の割合は2035年に3割と17年の1%から上昇する見込み。世界の自動車産業の利益の4割がCASE関連に代わると予想する。

EVの荒波が直撃するのが、エンジン回りや駆動・操縦関連を手がける部品メーカーだ。電動化されるとこれらの部品が大幅に減る。日本自動車部品工業会によると、17年度の自動車部品の国内出荷額のうちエンジンや駆動・操縦関連の割合は約4割。アイシンやケーヒンエフ・シー・シー武蔵精密工業などが主力メーカーだ。

CASEに対応した事業構造に変えようと、各社は研究開発に積極投資している。みずほ証券によれば、デンソーやアイシン、豊田自動織機など主要16社の研究開発費は22年3月期までの10年間で倍増する見通しだ。自動運転に使うレーダーやEV用の電動駆動装置などの開発を急いでいる。

CASEに積極投資するには潤沢なキャッシュを創出する必要がある。フリーキャッシュフロー(純現金収支)の5年平均を横軸、売上高研究開発費率の5年平均を縦軸にとり、2年前に比べてどう変化したかを比べてみる。グラフの右上の企業ほど高い資金創出力を武器に研究開発投資を積極化しており、左下の企業ほど研究開発に投じる資金余力が限られる。全体的に外資系部品大手が優位で、順にトヨタ系、ホンダ系、日産系と続く構図が鮮明だ。独コンチネンタルは26億ドルのフリーキャッシュフローを維持しつつ売上高研究開発費比率を7%台と1ポイント上げている。半面、アイシンはフリーキャッシュフローが3億ドルと半減し、研究開発費比率が5%を割り込んだ。

年初からの自動車部品株の値動きをみると、豊田自動織機や仏ヴァレオなどが上昇する一方、アイシン、武蔵精密などが下落し明暗が分かれている。CASEだけが株価材料になっているわけではないものの、値下がり率上位のFCC、ケーヒン、武蔵精密、アイシンはCASEで打撃を受けるエンジンや駆動・操縦関連が主力だ。今後、投資家による選別が進む可能性がある。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ日経会社情報デジタルトップ

ニュース(コラム・解説)  ※ニュースには当該企業と関連のない記事が含まれている場合があります。

【ご注意】
・株価および株価指標データはQUICK提供です。
・各項目の定義についてはこちらからご覧ください。

便利ツール

銘柄フォルダ

保有している株式、投資信託、現預金を5フォルダに分けて登録しておくことで、効率よく資産管理ができます。

スマートチャートプラス

個別銘柄のニュースや適時開示を株価チャートと併せて閲覧できます。ボリンジャーバンドなどテクニカル指標も充実。

日経平均採用銘柄一覧

日経平均株価、JPX日経インデックス400などの指数に採用されている銘柄の株価を業種ごとに一覧で確認できます。

スケジュール

上場企業の決算発表日程や株主総会の日程を事前に確認することができます。

株主優待検索

企業名や証券コード以外にも優待の種類やキーワードで検索できます。よく見られている優待情報も確認できます。

銘柄比較ツール

気になる銘柄を並べて株価の推移や株価指標(予想PER、PBR、予想配当利回りなど)を一覧で比較できます。

  • QUICK Money World