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2019年11月14日(木)
4599 : バイオ・医薬品関連
マザーズ

【再生医薬】体内の再生能力を引き出す「再生誘導医薬」を独自開発。

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ステムリムの冨田会長「調達不調でも計画達成できる」

2019/8/9 18:33
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人体が持つ組織修復力を引き出す独自の医薬品「再生誘導医薬」の開発に取り組むステムリムが9日、東証マザーズに上場した。初値は公募・売り出し価格を7%下回る930円だった。終値は951円で時価総額は498億円。会社側が当初の仮条件で想定していた平均発行価格で計算した時価総額(約1500億円)を大きく下回った。記者会見した冨田憲介会長兼最高経営責任者(CEO)は「(当初の予定より)調達価格は減ったが、知恵を使えば計画は達成できる」と話した。主なやりとりは以下の通り。

――当初想定していた株価や時価総額を大幅に下回りました。どう評価しますか。

9日東証マザーズに上場したステムリムの冨田憲介会長(右)と岡島正恒社長

9日東証マザーズに上場したステムリムの冨田憲介会長(右)と岡島正恒社長

冨田会長「投資家の評価は受け入れざるを得ない。ここから出発する。現時点で(バイオベンチャーの企業価値を評価する)公式に当てはめるとこうした数字になったということだ。ただ、公募価格を決める際の機関投資家からの評価は、当社が持つ可能性について否定的なものはなかった。再生誘導医薬のリーディングカンパニーとして地歩を固めるために、調達した資金で事業を進める」

――仮条件を大幅に下げた理由を教えて下さい。

岡島正恒社長「日本のバイオベンチャー、特に赤字段階で投資できる機関投資家の層が薄かった。機関投資家に一定額を買ってもらわなければならないという状況もあり、株式公開のプロセスも含めて厳しかったと実感している」

――仮条件段階での価格レンジはどのような経緯で設定したのですか。

冨田氏「当社側と証券会社側、双方(が妥当だと思う水準)だ」

――冨田氏は保有株の売り出しをやめました。

「理由は単純だ。(公開価格を)引き下げた形での仮条件が決まった。中期経営計画の達成に向けて会社が調達する金額が減ってしまいそうなので、会社が売り出す株に振り替えた。今後の売却については現時点では特に考えていない」

「当初200億円以上を調達するはずだったが3分の1になった。それでも知恵を使えば中期計画は達成できる。私も70歳でどれだけ役立つか分からないが、死ぬまでという気持ちでお手伝いする」

――成長戦略に変更はありますか。

「調達した資金のうち180億円で動物実験施設や研究施設を建てる予定だった。同じ規模の施設を賃貸すればどうってことはない。計画が遅れることはない」

「ベンチャーは危機意識を持ち、必死になって運営していくものだ。負け惜しみに聞こえるかもしれないが、過去に携わったベンチャーでは土俵際で必死に走りながら考えていた。来年には新しく臨床研究を始める計画で、これは達成できる」

(宮住達朗)

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