【通信事業最大手】持ち株会社。傘下に東西地域会社やドコモなど。
発表日:2023年03月02日
キーサイト、ドコモおよびNTTと6G無線通信の推進に向け協業
●3社は、専門知識とソリューションで6G無線通信におけるイノベーションを推進
●サブテラヘルツ周波数の新しいスペクトラム技術分野から協業を開始
東京、2023年3月2日発 - あらゆるものが安全につながる世界の実現を支援する高度な設計と検証ソリューションを提供し、イノベーションを加速する、キーサイト・テクノロジーズ・インク( https://www.keysight.com/us/en/home.html )(CEO:サティッシュ・ダナセカラン、米国カリフォルニア州サンタローザ、NYSE:KEYS、日本法人:キーサイト・テクノロジー株式会社、以下「キーサイト」)は、株式会社NTTドコモ( https://www.docomo.ne.jp/ )(以下「ドコモ」)および日本電信電話株式会社( https://group.ntt/jp/ )(以下「NTT」)と、6Gに必要なイノベーションの推進が期待される主要技術の開発を進めるため、3者間協定を締結しました。
5Gの展開が進む中、次世代の無線通信規格である6Gの実現に向けた技術研究が活発になっています。これらの技術には、新しいスペクトラム(周波数帯)、人工知能(AI)、デジタルツイン、および非地上系ネットワーク(NTN)を含む新しいネットワークアーキテクチャが含まれています。半導体、次世代デバイス技術、新しいネットワーク機能や6Gアプリケーションを開発する組織は、産学官および相互に協力し、将来に向けた通信技術を市場に提供する課題と需要に対応しています。
今回の協定に基づき、キーサイト、ドコモおよびNTTの3社は、それぞれの専門知識とソリューションを組み合わせ、6Gのユースケースやアプリケーションに関連する技術的課題を克服できるよう支援します。最初の技術協力は、サブテラヘルツ(Sub-THz)周波数向けの新しいスペクトラム技術に焦点を当てます。サブテラヘルツ帯域幅のデータ転送速度とセンシング技術を組み合わせたアプリケーションは、半導体、アンテナ、トランシーバ設計、変調技術において重要な研究を促進します。3社は、92GHzから300GHzの周波数範囲における無線周波数(RF)チャネルの測定とモデリングに焦点を当てた複数年プロジェクトに合意しました。
株式会社NTTドコモのチーフ・テクノロジー・アーキテクトである中村武宏氏は、次のように述べています。「ドコモは2015年からキーサイトと協業し、5Gの実現に向けたミリ波電波伝搬測定やRFデバイス試験を行い、5G商用サービスに貢献してきました。6Gの実現に向けても、キーサイトと協業できることを嬉しく思います。ドコモとNTTは、6Gの無線技術の可能性をより早く把握するため、キーサイトと共にサブテラヘルツ帯の電波伝搬測定に関する実験的試みを推し進めていきます。」
キーサイトの6G and Next Generation TechnologyのバイスプレジデントであるGiampaolo Tardioliは、次のように述べています。「キーサイトは、ドコモとの長い技術革新の歴史に加え、現在はNTTも含めた協業に進展でき、6Gにおける主要技術を可能にすることを楽しみにしています。私たちは、持続可能な6Gのユースケース、アプリケーション、ビジネスモデルを実現するために不可欠な複数の技術領域で通信技術に貢献されているグローバルリーダー企業と力を合わせ活動することを嬉しく思っています。」
■キーサイトの6Gの取り組み
キーサイトは、5G-Advancedおよび6G技術に基づく進化的で革新的なテクノロジー・プラットフォーム・ソリューションを開発するための道筋を提供しています。複数の相互に接続された技術領域にわたる一貫した設計と開発ブロックセットにより、イノベーターは新しいインサイトを生み出すことができます。キーサイトは、社会を変革し、人々の交流を強化し、企業がより効率的に活動することを可能にし、生活を変えるイノベーションを加速する可能性のある6Gユースケースを実現する上で重要な役割を果たしています。
※以下は添付リリースを参照
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添付リリース
https://release.nikkei.co.jp/attach/650333/01_202303021059.pdf