【電機大手】家電を事業基盤に電気自動車の電池や住宅関連、企業向けシステムに注力。
発表日:2022年04月20日
「Conductive Ventures 3号ファンド」の運営を開始
パナソニック ホールディングス株式会社は、米国を中心にスタートアップ企業への投資を行う「Conductive Ventures(コンダクティブ・ベンチャーズ) 3号ファンド」(以下、3号ファンド)を組成し、現地時間2022年4月19日、アメリカ合衆国カリフォルニア州において運営を開始しました。投資規模は200百万米ドルです。2017年4月に組成した100百万米ドル規模の1号ファンド、2020年9月に組成した150百万米ドル規模の2号ファンドに加え、高成長なスタートアップ企業への投資をさらに拡大していく予定です。
これまで当社は、1号ファンド組成以降、25社を超えるスタートアップ企業への投資を行ってまいりました。そして、当社グループの資源を活かし、投資先企業の事業開発の支援などを通じて成長を支えてきました。代表的な投資先としては、デジタル技術を活用したリテールプラットフォームのCSC Generation、ゲーム開発者向けブロックチェーンソリューションのForte、AIベース人材リクルーティング SaaS ソリューションのHireEZ、訪問型プライマリケアのNice Healthcare、クレジットスコア構築をサポートするフィンテック企業のSelf、建設現場向けデジタル化ソリューションのVersatileなどです。また、Desktop Metal(DM)、Proterra(PTRA)、Sprinklr(CXM)の3社の新規株式公開、Rallyの新規仮想通貨公開、Dor(Constellation Networkが買収)、Oculii(Ambarella(AMBA)が買収)、TravelBank(US Bank(USB)が買収)の3社のM&Aにより、計7社がこれまでにイグジットを果たしています。
この度運営を開始した3号ファンドでは、人工知能、デジタル技術、新しい働き方、金融技術などをテーマとしたソフトウェア、ハードウェア、テクノロジー・イネーブルド・サービス、ブロックチェーン技術といった領域を中心に、ウェルビーイングやサスティナビリティの視点も加え、初期の市場検証を終えて高成長ステージに入ったアーリーステージの企業に焦点を当てた投資および投資先企業への支援を行ってまいります。当社は、これらのスタートアップ企業との連携による新たな事業機会の開拓や、投資活動を通じて得られるインサイトを通じ、成長性の高い事業領域における当社グループの将来の事業創出に繋げてまいります。
【本ファンドの概要】
・名称 : Conductive Ventures 3号ファンド
・所在地 : アメリカ合衆国カリフォルニア州
・代表者名 : Carey Lai
・運営開始日 : 2022年4月19日(米国現地時間)