【茶葉製品の製造販売最大手】ウーロン茶販売草分け。緑茶飲料に強い。
発表日:2020年7月16日
緑茶の用途拡大検証の取り組み
伊藤園 茶カテキン使用製品の開発を強化
フランスベッド社・ミズノ社との共同開発製品を展開開始
株式会社伊藤園(社長:本庄大介 本社:東京都渋谷区)は、緑茶用途拡大検証の取り組みとして、緑茶原料から抽出した「茶カテキン」を使用した製品を開発します。
近年日本では、生産者の高齢化等を要因に、茶農家や茶栽培面積等が減少を続けています。また現在、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症(以下 コロナ)の拡大は、生産者を含めた日本のお茶業界も大きな打撃を受けることとなりました。
そこで当社は、お茶業界全体の一層の活況に貢献することを目指し、飲む・食べる以外の用途拡大を目的とした「緑茶」の取り組みとして、お茶に含まれる「茶カテキン」を使用した製品の開発強化に取り組みます。製品は、当社が長年培ってきた茶殻を工業製品に活用する「茶殻リサイクルシステム」のノウハウをいかしながら、これまで一緒に茶殻製品を開発していただいてきたお取引先様のご協力の下、開発を強化していきます。
この第一弾として今回、フランスベッド株式会社(社長:池田茂、本社:東京都新宿区 以下 フランスベッド社)の協力を得て開発した「枕カバー」、およびミズノ株式会社(社長:水野 明人、東京本社:東京都千代田区 以下 ミズノ社)の協力を得て開発した「ヨガマット」を展開します。どちらもコロナ禍を経て、ますます関心の高まりが見込まれる「健康」をサポートする製品です。
*製品画像は添付の関連資料を参照
「枕カバー」は今治タオル製生地を「茶カテキン」で染め上げた、柔らかい肌触りと鮮やかな緑色、そしてほのかな緑茶の香りと抗菌・防臭効果(※1)が特長で、疲れやストレス軽減に大切な快眠をサポートします。
「Stay Home」により注目を集めた家の中での運動に最適な「ヨガマット」は、樹脂に「茶カテキン」を練りこむことで、抗菌効果(※2)が得られることが特長です。
今回展開する2つの製品を皮切りに、7月末にはハンカチタオルを展開、また今秋には衣料品やマスクの開発も予定しており、今年度中に5~10品目程度への拡大を見込んでいます。
(※1)菌液(黄色ブドウ球菌)を接種した今治タオル製生地と綿標準布を37℃で18時間培養した後に生菌数を測定し、抗菌・防臭効果を測定しました(JIS L 1902:2015 菌液吸収法)
(※2)菌液(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA))を接種したヨガマットと綿標準布を37℃で18時間培養した後に生菌数を測定し、抗菌効果を測定しました(JIS L 1902:2015 菌液吸収法)
これら製品は、当社販促キャンペーンのプレゼントとして活用していくほか、一部製品は開発協力先による販売なども予定しています。
当社はこれからも「お茶の伊藤園」として、日本のお茶業界の発展と世界中に「日本のお茶」の素晴らしさや可能性をひろげることに貢献していきます。
リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。
製品画像