メニューを閉じる
2020年1月22日(水)
7701 : 業務用機械器具
東証1部
JPX日経400採用

【精密機器大手】計測、医用、航空・産業機器と広範。技術力に定評。

現在値(11:20):
3,250
前日比:
+10(+0.31%)

島津製作所、自己免疫性疾患治療用抗体医薬の一斉定量技術を開発

2019/8/7 15:55
保存
共有
印刷
その他

発表日:2019年8月7日

自己免疫性疾患治療用抗体医薬の一斉定量技術を開発

「nSMOL Antibody BA Kit」を用いた血中の治療薬物モニタリングの実現へ

※参考画像(1)は添付の関連資料を参照

島津製作所と京都大学の研究グループは、自己免疫性疾患(1)治療用の抗体医薬の一斉定量技術を世界で初めて開発しました。測定には島津製作所の高速液体クロマトグラフ質量分析計「LCMS-8050/8060」と前処理キット「nSMOL(TM) Antibody BA Kit」(2)を使いました。共同研究の成果は、6月12日に免疫学分野の学術誌「Journal of Immunological Methods」( https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0022175919301413?via%3Dihub )オンライン版で発表しました。(3)

2017年4月から2年間実施された研究で、複数の治療用抗体をヒト血清中より同時一斉定量する技術を開発しました。具体的には、自己免疫性疾患の治療で使われている抗体医薬品を7品目(インフリキシマブ、アダリムマブ、ウステキヌマブ、エクリズマブ、ゴリムマブ、エタネルセプト、アバタセプト)に対し、同一の分析条件で一斉定量するものです。定量技術の妥当性は、米食品医薬品局(FDA)のガイダンス基準(4)に従って証明しました。

2017年12月からの約1年間に京都大学医学部付属病院で収集された検体を用い、検体中に含まれる複数の抗体医薬の濃度について、一斉定量値が過去に取得した定量値と誤差5%という高い精度で一致することを確認しました。本研究は、京都大学大学院医学研究科・医学部及び医学部附属病院 医の倫理委員会倫理委員会の承認を得て実施しました(承認番号:R0357、R0012、R1632)。

自己免疫性疾患の治療は抗体医薬の適正使用が重要であり、そのためには「血中の治療薬物モニタリング」(Therapeutic Drug Monitoring、以下TDM)が有効とされています。近年、一部の疾患では投薬された薬の血中濃度と薬効の相関が報告されています。例えば、関節リウマチでは米国リウマチ学会(ACR)や、欧州リウマチ学会(EULAR)が、血中濃度モニタリングによる薬効基準値の策定に取り組んでいます。

自己免疫性疾患は多様な病状を伴うので、複数の診療科で病状ごとに抗体医薬が使用されますが、各薬に対して個別にTDMを実施するのはコストや患者の負担などの課題がありました。本研究成果は、自己免疫性疾患の抗体医薬の同時一斉TDMを可能とすることで、これらの課題をクリアするとともに、複数の疾患に対し一元的かつ横断的な検査、治療方針策定の可能性を開くものです。また本研究成果は、医薬品開発の現場において、バイオシミラー医薬品による治療効果の検証などにも適用が可能です。島津製作所は、医薬品の適正使用を通じて患者や医療従事者の負担を軽減するとともに、医療費増大の抑制に貢献していきます。

1)免疫細胞が自分自身の正常な細胞や組織に対してまで過剰に反応し細胞を攻撃してしまうことで起こる疾患。関節リウマチをはじめとする膠原病などが代表的。

2)超高速液体クロマトグラフ質量分析系用前処理キット。「LCMS-8050/8060」とともに使用することにより、簡便かつ迅速に高精度・低コストな抗体医薬の薬物動態解析が実現できる。nSMOL法は、抗体分子のN末端Fab領域を選択的に分解、回収し、質量分析にてモノクローナル抗体を定量する当社独自の技術(nano-surface and molecular-orientation limited proteolysis)

3)Multiplexed monitoring of therapeutic antibodies for inflammatory diseases using Fab-selective proteolysis nSMOL coupled with LC-MS. Iwamoto N, Takanashi M, Yokoyama K, Yonezawa A, Denda M, Hashimoto M, Tanaka M, Ito H, Matsuura M, Yamamoto S, Honzawa Y, Matsubara K, and Shimada T*. J Immunol Methods. 2019. pii: S0022-1759(19)30141-3. doi: 10.1016/j.jim.2019.06.014.

4)https://www.fda.gov/files/drugs/published/Bioanalytical-Method-Validation-Guidance-for-Industry.pdf

※参考画像(2)は添付の関連資料を参照

・詳しい製品説明についてはこちら

https://www.an.shimadzu.co.jp/lcms/nsmol/index.htm

掲載されている内容はすべて発表日当時のものです。その後予告なしに変更されることがありますのであらかじめご了承ください

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

参考画像(1)

https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0516419_01.jpg

参考画像(2)

https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0516419_02.jpg

日経電子版が最長2月末まで無料!
初割は1/24締切!無料期間中の解約OK!

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ日経会社情報デジタルトップ

47件中 1 - 25件

  • 1
  • 2
  • 次へ
【ご注意】
・株価および株価指標データはQUICK提供です。
・各項目の定義についてはこちらからご覧ください。

便利ツール

銘柄フォルダ

保有している株式、投資信託、現預金を5フォルダに分けて登録しておくことで、効率よく資産管理ができます。

スマートチャートプラス

個別銘柄のニュースや適時開示を株価チャートと併せて閲覧できます。ボリンジャーバンドなどテクニカル指標も充実。

日経平均採用銘柄一覧

日経平均株価、JPX日経インデックス400などの指数に採用されている銘柄の株価を業種ごとに一覧で確認できます。

スケジュール

上場企業の決算発表日程や株主総会の日程を事前に確認することができます。

株主優待検索

企業名や証券コード以外にも優待の種類やキーワードで検索できます。よく見られている優待情報も確認できます。

銘柄比較ツール

気になる銘柄を並べて株価の推移や株価指標(予想PER、PBR、予想配当利回りなど)を一覧で比較できます。

  • QUICK Money World