【紡績界の名門】高機能・産業用繊維に比重。化成品など拡大。
発表日:2018年8月20日
神経再生誘導チューブ「ナーブリッジ(R)」の販売拡大に向け、
米販売代理店と契約を締結
当社は、国内で販売中の神経再生誘導チューブ「ナーブリッジ(R)」について、米医薬品・医療機器大手のBaxter International Inc.の子会社であるSynovis Micro Companies Alliance Inc.(以下シノビス社)と米国における販売契約を締結しました。9月以降、シノビス社が販売を開始する予定です。
1.背景
「ナーブリッジ(R)」は、外傷により断裂・欠損した末梢神経の再生を促進する日本初の治療用医療機器として、2013年に国内で販売を開始しました。自家移植などの現行の治療法に対し、患者の健常な部位の神経を採取するなどの必要がないため、患者自身の負担を軽減する神経再生デバイスとして、全国の医療機関で適用実績を着実に積み重ね、有効性と安全性が認められてきました。
2.シノビス社との契約について
シノビス社は、2005年より「Neurotube」と呼ばれる神経再生デバイスの販売を始めており、強固な販売網や医療現場との幅広いネットワークを有し、豊富な販売実績を誇ります。このたび、「ナーブリッジ(R)」の特長や国内での実績などが評価され、世界最大となる米国市場のニーズに合致するとして、同社と販売契約を締結するに至りました。
3.今後の予定
9月13~15日に米国ボストンで開催される「American Society for Surgery of the Hand(米国手外科学会)」の年次総会で「ナーブリッジ(R)」について発表した後、シノビス社より限定的に販売を開始、2019年より、本格的に拡販を進めます。さらに、2020年には、米国以外の諸外国にも販売地域を拡大する予定です。
■「ナーブリッジ(R)」の特長
ポリグリコール酸のチューブの内腔に神経の伸展を促すコラーゲンを充填しており、このような神経再生デバイスはこれまで米国にはありませんでした。「ナーブリッジ(R)」を断裂した神経の欠損部分に挿入・固定することで、再生・伸長する自己神経を中枢側から末梢側に誘導し、機能を回復します。「自家神経移植」のように患者の健常な部位から末梢神経を採取する必要がないため、患者の負担を大幅に軽減するとともに、施術時間の短縮にも貢献します。また、「ナーブリッジ(R)」を構成するポリグリコール酸とコラーゲンは、神経が再生した後は体内で分解・吸収され、消失します。
※以下は添付リリースを参照
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添付リリース